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参加メンバー〈スタジオメイト〉の声

第2回トークセッション「生活と地続きに展開するアートマネジメント」
明日
女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン学科 アートプロデュース表現領域
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明日
女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン学科 アートプロデュース表現領域
Q. トークセッションでの気づき

私は今回のトークセッションを通して、自分に足りなかった考え方に気づくことができました。

特に、プロジェクトを人ごとではなく「自分ごと」として考えてもらうにはどうしたらよいのか。という話から多くの学びを得ました。

私は、企画を考えることは好きなものの、その企画を実行に移すことは苦手でした。なので、行動力の高い堀切さんの実践経験のお話を聞き、自分との違いは何かを考えると「声に出すこと」そして「伝え方を工夫すること」の2つが大きな違いだと気がつきました。

声に出すことについては「生活のモヤモヤとアートは必ずつながる。自分だけかも...とは思わず声に出し、そしてかたちにすることが大切。そうすれば人はついてくる。」というお言葉がとても印象的でした。

そして伝え方については具体的な工夫方法を学ぶことができ、同じビジョンを見てもらうための「画像や効果の可視化をはじめとした資料の工夫」と「たとえ話などの話し方の工夫」の2つは今後必ず意識しようと決めました。

今回の学びを踏まえて、大学生最後の1年は自発的な行動を起こし実践経験を得る年にしたいです。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

「視野を狭めない」

アート業界での仕事と聞くと選択肢が少ないように思ってしまうが、アートマネージメントを通して得た経験値やアートを学んだからこそ生まれる柔軟な発想力はどの仕事でも必ず生きる。なので視野を狭めず、興味を持てるところに進んでいけばよい。

就活を目前に控えた私にとって、就活を終えた人生の先輩からのこの意見はとても印象に残りました。自分も専門性にこだわって仕事を探していた部分がありましたが、その考え方は人生の選択肢を狭めることになっていると気がつきました。

ゼミで学んだことを活かしてこれからの就活を楽しんで頑張りたいと思います!

もえぎ
九州大学大学院 芸術工学府 芸術工学専攻
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もえぎ
九州大学大学院 芸術工学府 芸術工学専攻
Q. トークセッションでの気づき

堀切さんのレクチャーの「生活と地続きに展開するアートマネジメント」というタイトルは、前半のBEPPU PROJECTに関するお話からも感じられましたが、後半の、別府に移る前の甲府での取り組みについてのお話を聞いて、より力強く迫ってくる感覚がありました。

甲府では、子育てをしながらの生活を通してその地域に対する危機感から自費で取り組みを始めて、次々と展開されていった様子が話されましたが、その切実さとそこから生まれる行動力は、甲府という地や子育ての経験がない自分には想像しきれないものであり、真似をしようとして真似できるものではないと思われました。しかし、お金や時間がないからやめておくという結論を出す前に、とりあえず声を上げてみる、かたちにしてみることによって、ついてきてくれる人が現れ、まちの人とコレクティブが生まれるというプロセスは、決して堀切さんや甲府という地に限ったことではないと感じました。

また、地域の人に地域に向けた取り組みをどう自分事として捉えてもらうか?という問いに対して、自分はお願いできる立場ではないということを強調されていて、さらに仕事とプライベートをよい意味でごちゃまぜにして、普段から地域の人と関係性を築いていると仰っていたのが印象的でした。そのうえで自分の生活を振り返ると、私も仕事(学業)とプライベートはごちゃまぜで、だからこそおもしろいこともあれば難しさを感じて悩むこともあります。もう少し肩の力を抜いて自然体で、その状況を楽しみ、いろんな人たちとかかわっていきたいと思いました。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

私は将来やかかわっている分野における自分の立ち位置について悩んでいる中で、今回のTAMスタジオに参加させていただきましたが、スタジオメイトの皆さんも、それぞれ進路に悩み、その中で自分なりの道を探し出しながら前に進んでいて、普段はそういった人たちの話を聞く機会はなかなかないので励みになりました。また、実際にコレクティブに所属して活動されている方、来年度からダンスカンパニーに所属することになったという方などなど、さまざまな実践をすでにされている方たちがたくさんいて、とても刺激的でした。堀切さんのお話ともリンクしつつ、まず声を上げてみる、かたちにしてみる、ということを私自身ももっと実践していきたいと思いました。

小野地瞳
秋田公立美術大学 美術学部 美術学科 アーツ&ルーツ専攻
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小野地瞳
秋田公立美術大学 美術学部 美術学科 アーツ&ルーツ専攻
Q. トークセッションでの気づき

今回のトークセッション「生活と地続きに展開するアートマネジメント」では、堀切春水さんのお話を中心として地域でのアートのあり方・社会とアートの関係性について実例をもとに色々とお話をうかが伺うことができました。

秋田という地方を拠点として活動する自分にとって、他の地方地域でのアートマネジメントの実例について内部で起こっていることを詳しく聞けたことは非常に実りのある時間でした。別府を中心としたたくさんの取り組みをインプットするだけでなく、自分のいる地域の土地柄、今起きていることについて自分の中で同時に比較しながら振り返る時間となったことが本当にうれしく、貴重な機会でした。この時間を通して、物事を自分ごとにとらえること、切実に感じられるものごと、それを感じとる人の存在の秘める力についてあらた改めて考えさせられました。

前回のトークセッションでも話題に上がったように、なにかに興味をもって行動することは極めて個人的な動機や衝動でいいのだ、と再認識できたとともに、今の自分を振り返ったときの不甲斐なさ...自分のふわふわさ...というか、、最近は感度がとても鈍ってしまっているなと感じました。どんな事柄に触れるとしても、密接にかかわる中で自分ごとに捉えられる点を見つけていくことはできるはずです。あらためてアンテナを張り直して自分の周りの世界を捉えて行かなければ、と気が引き締まる思いでした。

Q. 印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

アンテナの強度は土地によって違う。

自分の思考は土地の空気と密接にかかわっているのだな、とここ1年を通して体感した自分から、都会でアートにかかわるスタジオメイトの皆さんは、どのようにものごとやひとをつないでいくような活動に興味を持っているのだろう?と問いかけたあとに話題に出た言葉。土地柄を自分自身の身体で感じ取り、比較していくことで 今ここで自分ができること、をより強く実感できるのかもしれないと感じ、色んな土地を渡ってみたい、という気持ちになりました。

唐澤依緒里
筑波大学 芸術専門学群 芸術支援領域
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唐澤依緒里
筑波大学 芸術専門学群 芸術支援領域
Q. トークセッションでの気づき

まず行動に起こしてみる、ということの大切さに気づきました。

今回お話を聞いて、堀切さんのタフさに圧倒されました。初め「自分にはできない...」という気持ちになりましたが、お話を聞いていくうちにその原動力は、堀切さん自身が感じた切実さだったのではないかと思うようになりました。そこから、まずは身近な問題に、できることから取り組んでいくことが大切なのではないかと考えました。たとえば、将来は地元で何かしたいとぼんやり考えていたのですが、まずは地元のイベントに参加してみるとか、声をかけられそうな範囲で何か企画してみるとか、最小単位でできることを考えて実行してみようという気持ちになりました。行動することで、自分にとってより切実な問題に気づけるかもしれない、と今は思っています。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

アート業界で成功するための正規ルート、というものがあるけれど、果たしてそれは自分のやりたいことなのか?という話が印象に残りました。就職活動中の自分に置き換えてみると、一般的に望ましいとされている就活のやり方や、自分の中でいつの間にかでき上がっていた「こうするべき」みたいなものに流されがちですが、そういうとき「なんか違う気がする」という気持ちが湧いてくることもあります。その気持ちに蓋をせず、「こうしたい」と思える選択をしていきたいと思いました。

龍口桂
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科
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龍口桂
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科
Q. トークセッションでの気づき

「十年経ってやっと芽がでる」

NPO法人BEPPU PROJECTは、大分県別府市に拠点を置き、文化芸術関連に限らず、移住定住事業や産業振興事業など、別府というまちのこれからにかかわるさまざまな事業を展開されています。現場レベルで事業を手掛けてこられた堀切さんが、レクチャーの最後にお話しされた言葉は、地方芸術祭やアートプロジェクトの現場に出入りしている自分にとって、とても印象強く残りました。

わかりやすいものを求められる現代社会において、アートプロジェクトや芸術祭などの催しものから、文化創造拠点形成やアーツカウンシル事業など、すべてを含めた文化芸術事業は、長い年月をかけ、コツコツ続けていくことが重要なのだとあらためて気づかされました。

また、今回のTAMスタジオにおいて同年代のアートマネジメントを志す仲間に出会えたこと、日々の気づきや悩みを共有できたことが自分にとって大きな財産となりました。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

皆さんが就職活動に積極的になっていることに感心したと同時に、自分の将来を考えるきっかけを与えられた気がしました。アートマネジメントという言葉に縛られず、自分が社会においてどの立ち位置で、どのような振る舞いで人と人をつないでいくかをこれからも突き詰めたいと思いました。これからも出会う人々との縁を大切にしていきたいです。

齋藤結
立教大学大学院 社会学研究科社会学専攻
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齋藤結
立教大学大学院 社会学研究科社会学専攻
Q. トークセッションでの気づき

自分にとって学生生活も残りわずかとなったこのタイミングで、堀切さんのお話をうかがえたこと、そしてTAMスタジオの皆さんと話すことができて本当によかったです。あらためて、アートマネジメントの仕事が社会に何ができるのか、堀切さんのご活動・経験から考えるきっかけとなりました。

今回のトークのタイトル、「生活と地続きに展開するアートマネジメント」という題にあるように、堀切さんの活動の源泉はどれもご自身の生活に根ざしたものでした。特に、自分や子どもがこのまちに必要だと思うものをつくっていく、それは金銭的な投資ではなくてもまちの未来への投資に必ずなる、というお話がとても印象的でした。自分で自分の見たい未来をつくっていく、それは簡単なことではありませんが、アートの持つ力をかたちにして地域に波及させたときにそれが可能になるのだと感じました。つまりアートマネジメントは、「ない」と思われてきたものを生み出し(もしくは掘り出し)、可視化させる仕事なのだと気づかされました。

また、子育てしつつ仕事をされているアートマネージャーのお話をうかがう機会がなかなかなかったので、そうした点でも貴重な時間でした。これから先、もしそうした場面が来たときに仕事とプライベートをいかに両立できるのだろうかと不安に感じていたのですが、野田さんや堀切さんの背中を見ると心強いと感じます。堀切さんは育児と仕事をキッパリと切り分けず、どちらも相互的に作用するように活動されていることが印象的でした。そのためにはどんな仕事であっても、まずは自分の生活を主軸に置くことで、そこにどのように他の要素が結びついてくるのかを、俯瞰的に考えることができるのではないかと思いました。これから自分も働いていくうえで、そうした心構えを参考にしたいです。

Q. 印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

グループディスカッションの中で出た、東京と地方の環境の違いについてです。

東京という場所にいると、他者の持つバックボーンや文脈に興味を持つことが難しくなることや、東京でどのように活動のモチベーションを保つことができるのかというトークテーマでした。実際グループの中でも、東京という大都市の環境に対するモヤモヤ、一方で文化や情報が集結していることのおもしさや文化予算規模の大きさなど、さまざまな意見が出ました。

私は幼少期からずっと関東圏で生活し、文化の多くを東京で摂取してきました。電車に少し乗れば、美術館もギャラリーも映画館もライブハウスも、なんでもそろうこのまちで、不便に思ったことはありません。しかし大学に入学し、「地方」と呼ばれる地域に足を運んだり、現地の大学生と話したりする中でわかったことは、自分のいる環境が必ずしも普通ではないこと、そしてどちらがよいかは一概に語れないということでした。この情報量やスピードの違いをどのように捉えるかは人それぞれですが、東京の目まぐるしいアートシーンの変化についていけなさを感じていた自分にとっては、スローでも密度のある時間を過ごせることの方が重要だと感じるようになりました。

では、東京にいると他者に興味を持てなくなってしまうのか、密度のある時間を過ごせなくなってしまうのか。これまでの経験を振り返ると、決してそんなことはないと思います。私は、東京の小さなアートプロジェクトに参加する中で、まさに上記のことを満たすような環境に恵まれました。大都市だと、そうした草の根的な一面を持つ活動はどうしても大きな文化政策に隠れてしまいがちですが、これからもそうした場を守り続けたいし、もっと増やしていきたいとあらためて感じました。

武田花
日本大学 芸術学部 美術学科 彫刻コース 地域芸術専攻
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武田花
日本大学 芸術学部 美術学科 彫刻コース 地域芸術専攻
Q. トークセッションでの気づき

今回のトークセッションでは、これまで興味を持っていたBEPPU PROJECTの取り組みについて、より詳しく知ることができました。各地の芸術祭やアートプロジェクトがさまざまな問題を抱えている中で、 BEPPU PROJECTの持つ持続可能性はとても大切なことだと思いました。今回堀切さんやスタジオメイトと言葉を交わしたように、さまざまな現場の事例を共有し、現状をよりよくするためにできることを考えるような場がもっと増えたらよいなと感じました。

また、甲府での堀切さんの活動について、ご自身の出産という経験から企画が生まれたというお話を聞き、芸術や表現は生活の中の気づきや考えから生まれるのだなと再確認することができました。芸術を芸術の領域以外の人たちにも届けるためのヒントをたくさんいただき、とても勉強になりました。

Q. 印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

卒業を間近に控え、将来の自分のあり方について模索していたタイミングで、スタジオメイトたちの抱えるモヤモヤや考えに触れられたことは、私にとって大切な時間となりました。その中でも、「芸術にこだわらなくてもいいよね」という言葉が印象に残りました。労働環境の問題など、働く上で課題の多い芸術業界ですが、「絶対にこの業界の中で働く!」と狭めるのではなく、他の職業と兼業する、ちょっと異なる立場からかかわる、新しい職業をつくっていくなど、視野を広く持ち、健康面や経済面において持続可能なやり方で続けていくやり方も大切なのではないかと意見を交わしました。無理はしすぎず、でも今を変えていけるように考え、活動し続けていきたいです。

M.Suzuki
共立女子大学 文芸学部 芸術領域 劇芸術専修
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M.Suzuki
共立女子大学 文芸学部 芸術領域 劇芸術専修
Q. トークセッションでの気づき

大学の講義ではアートと地域住民との関係性の難しさについて取り上げられることが多かったです。そのため、BEPPU PROJECTが別府市の人々や観光客とアートをつなぎ、よい関係性を継続させていることが理想的だと感じました。

また、甲府市での子育てや活動を聞いて、堀切さんの課題発見力や行動力、周りを巻き込む力、周囲の人々との関係の築き方など勉強になることばかりでした。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

一般に認知されている美術館やメディアで取り上げられるような展覧会に行く理由は、安定性や楽しめる保障を求めているからかもしれない。 グループディスカッションでこのような話になりました。今までの自分を表しているように感じたのですが、このように考えることができたのはTAMスタジオを通して自分の視野が広がったからだと気づきました。

𡈽屋志穂梨
東京大学 文学部 人文学科 美学芸術学専修課程
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𡈽屋志穂梨
東京大学 文学部 人文学科 美学芸術学専修課程
Q. トークセッションでの気づき

堀切さんが甲府で子育てをする中で感じた、子どもたちが暮らしていくまちをどうにかしたいという切実さがアートへとつながり、そして地域住民の方々を巻き込んで盛り上がっていく過程をワクワクしながら拝聴しました。メンバーとの対話の中で出てきた東京と地方の違いについての話ともつながるかもしれませんが、ずっと首都圏で暮らしてきた私にとって個人とは無力で小さな存在で、やりたいことをやるには組織に所属しなければ始められないと考えていました。だからこそ、一人きりかつ自費でアートプロジェクトを始めた堀切さんのお話は、切実さがあれば一人からでも始められるのだと元気づけられました。すでにある場を探すだけではなく場を耕してみる、探し物やビジョンを周りの人に共有してみる、同じ場所で何もいわずに燻っているだけではなく、自分にもできることを何かやってみたいと前向きな気持ちになれたトークセッションでした。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

グループディスカッションでどなたかがおっしゃっていた「できるだけフッ軽でいるようにしている」という言葉です。堀切さんがおっしゃっていた「ビジネスとプライベートをごちゃまぜにして普段から地域の人と関係性をつくっておく」という言葉もあせて、新たな人との偶然の出会いもすでに出会った人との関係も大切にしていきたいと思いました。

水澤汐音
女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン表現学科 アートプロデュース表現領域
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水澤汐音
女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン表現学科 アートプロデュース表現領域
Q. トークセッションでの気づき

堀切さんやみなさんのお話を聞いていて、自分が好きだと思うこと・やりたいと思うこと・おもしろいと思うことを軸にしつつ、それを実行し、追求して行くことの重要性に気づくことのできたトークセッションでした。私はこれまで、将来のために今は苦しくても仕方がないと思いながら過ごしていたのだなと、無意識にそういった選択を重ねてきていたのだと気づきました。

また、他者に協力をお願いするときに、協力をしてほしいときにだけ会いに行くのではなく、普段から関係性をつくっていくことの大切さについてのお話も印象的でした。協力者と依頼者という点と点の関係ではなく、常に線としてつながっていることで、生活と地続きなアートプロジェクトが実現できるのだと感じました。そうして生活とアートを切り離さず、生活の延長線上にアートが絡まり合うことで、新たな循環の輪が生まれるという構図は、地域の隅々まで血液が巡っていくような、土地が動き出すような感覚を覚えました。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

就職活動で面接をしているときに、自分が本当は踊りたいのだと気づいたというお話が印象的でした。キャリアを考えるうえでさまざまな問題に向き合わなければいけないけれど、自分の中にある素直な気持ちを大切にして、進路を選択する姿勢がとても素敵だなと思うと同時に、私自身の素直な気持ちにも向き合い、大学卒業後の進路を考えていきたいと感じました。みなさんそれぞれ違う方向から進路について悩んでいるお話を聞いて、自分の興味や価値観の輪郭をつかむきっかけにもなりました。

都澤 和奏
明治大学 文学部 文学科 演劇学専攻
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都澤 和奏
明治大学 文学部 文学科 演劇学専攻
Q. トークセッションでの気づき

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

やぎはつね
東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 アートマネジメント専攻
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やぎはつね
東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 アートマネジメント専攻
Q. トークセッションでの気づき

「生活と地続きに展開するアートマネジメント」というテーマは、アートと地域の関係について考えている私にとって、とても切実なものでした。 アートと地域の関係はどの現場でも一筋縄ではいかず、と同時にものすごい化学反応の可能性を秘めたものだと思います。でも本当に一筋縄ではいかない。なぜならアートの側と、地域の側では、思い描くイメージやおもしろさを感じる部分、そして言葉の使い方も異なっている場合が多いからです。

BEPPU PROJECTでは、プロジェクトを実現するために構想段階から完成イメージ図を共有し、誰もが視覚的にわかる状態をつくるという話をうかがいました。これは言葉で形容しがたいアートが生み出す状況を、言葉を介さず、同じ夢をみるように共有できる方法のように思えました。

地域とアートが関係を結んでいくためには、ある程度「わかる」を担保していく必要があるのだと感じました。それに加え、関係を取り結んでいくきっかけとして、「お願い」ではなく「困っている」と伝えること、相手が思わず手伝ってしまいたくなるような一生懸命さをみせることが意外と重要なのだな、というのもトークセッションの気づきです。

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

グループディスカッションの際に出てきた汐音ちゃんの言葉「狙った出会いはうまくいかない」です。

本当にその通り!

偶然の出会いをするために、さまざまな場に顔を出し続けていこうと思います。TAMスタジオも思いがけない出会いに巡り合える、不思議な場でした。

Y.N
学習院大学 文学部 哲学科 美学美術史系
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Y.N
Q. トークセッションでの気づき

Q.印象に残ったスタジオメイトの言葉やエピソード

トークセッション 目次

TAMスタジオ2023
第1回トークセッションレポート「アートマネジメントを志す心構え」
ゲスト:戸舘正史(文化政策、アートマネジメント)
ファシリテーター:野田智子(アートマネージャー/Twelve Inc. 取締役)
参加メンバー〈スタジオメイト〉の声
第1回トークセッションレポート「アートマネジメントを志す心構え」
第2回トークセッションレポート(1)
「生活と地続きに展開するアートマネジメント」
ゲスト:堀切春水[NPO法人BEPPU PROJECTプロジェクトマネージャー]
モデレーター:野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc. 取締役]
第2回トークセッションレポート(2)
「生活と地続きに展開するアートマネジメント」
ゲスト:堀切春水[NPO法人BEPPU PROJECTプロジェクトマネージャー]
モデレーター:野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc. 取締役]
参加メンバー〈スタジオメイト〉の声
第2回トークセッション「生活と地続きに展開するアートマネジメント」
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