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「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」公開プレゼン大会出場者決定

トヨタ・アートマネジメントの新たな公募助成「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」に対し、多数のご応募をいただきありがとうございました。KAIZEN策をお寄せいただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。

先般実施いたしました第一次選考会での厳正なる審査の結果、以下の5団体(個人)に、7/12の公開プレゼンテーション大会にご出場者いただくことになりましたので、ご報告申し上げます。                            

●ヒトミテ プロジェクト                     ※応募者名50音順/敬称略
 アートマネジメント動画ブログ「ヒトミテ」

●芸術団体のためのファンドレイジング・アクション・コミティー(FACA)
 芸術団体のための「ファンドレイジング・オペレーション・ハンドブック
 ~個人寄付開拓編~」作成・発行および関連企画

●NPO法人FPAP
 ITを活用した、アートマネジメントセミナー等のネット配信

●山崎広太
 新人振付家育成のためのスタジオシリーズ

●NPO法人リアルシティーズ
 REALTOKYO オーディエンス支援プログラム「オーディエンス・イン・レジデンス」

今回は、3/17~5/6の公募期間中に、合計79件の応募がありました。うち6名の方は、複数の案件をお送りくださいました。 応募地域は、北海道(6)、秋田(1)、茨城(2)、千葉(2)、東京(27)、神奈川(7)、新潟(1)、岐阜(1)、愛知(2)、京都(6)、大阪(5)、兵庫(2)、鳥取(1)、広島(2)、山口(1)、愛媛(1)、福岡(10)、佐賀(1)、海外(1)と全国各地からで、東京以外では福岡からの応募が多かったのが印象的でした。

組織形態もさまざまで、NPO法人(13、申請中2)、企業(3、登記準備中1)、個人(17)、実行委員会(9、大学と共同1)、大学(1)、芸術団体含む任意団体(32)でした。芸術分野は、アート全般(24)と美術(26)が突出して多く、演劇(8)、ダンス・舞踊(6)、映画・映像(4)、音楽(3)、伝統芸能(2)、伝統工芸(2)と続きました。「音楽と演劇」「ダンスと演劇」のような複合型も4件ありました。「全般」が多いのは、芸術環境という大きな視点でどの分野にもあてはまる共通の問題が取り上げられたことにあります。本プロジェクトの特徴ともいえそうです。

応募案件は、いずれも芸術環境の課題を鋭く指摘するもので、そのKAIZEN策は実に多彩でした。どの応募案件の内容も--とりわけ指摘された「課題」にはどれも同感する点が多々あり、選考にたいへん苦慮いたしました。最終的には、「アートマネジメントの現場における課題解決」という総合テーマにおいて、現場の基盤整備上のインパクト(課題の的確な指摘と人材育成上の期待)、仕組みとしての機能、独自性、汎用性に重点をおき、上記5名を選出させていただきました。

公開プレゼンテーション大会および出場者の詳細は、来週公開予定の公式サイトにてご案内いたします。
ネットTAMをご覧の皆さまには、2008年7月12日の公開プレゼンにぜひともお運びいただき、芸術文化をとりまく環境の改善について、ともに考えていただけましたら幸いです。
ご応募いただいた皆さまには重ねて御礼と感謝を、そして今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、本プロジェクトでは、ご応募者(のうちの希望者=約60名)とともに、「パブリックコメントの募集」という新たな試みを行うこととなりました。この件については、次回ブログでご報告します。

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