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「横浜の演劇は元気ですか?」これが横浜のアートマネジメント講座を始めるきっかけでした。近代演劇の基礎をつくってきた歴史をもつ横浜ですが、最近はどうも元気が感じられません。コミュニティーアートとしての演劇を横浜でつくっていくにはどうすればよいのか。私たちは横浜演劇状況の象徴として、今回の会場であるテアトルフォンテの使い方をさまざまに探ることでテーマを掘り下げることにしました。この横浜で初めての演劇専用施設といわれているテアトルフォンテは不便な立地条件のため利用する側にも、管理する側にも「ここでやってもだめだ」というある種のあきらめの感情がありました。劇場とは何か、公演だけの場ではなく、トータルに演劇を創造していく場なのだという視点をもち、他都市の事例や演劇の現場にいる方からの提案を受けることで、地域から演劇を育てていくことの可能性を探りました。 今回出されたさまざまな提案が今後どう生かされていくのか、これは利用する側にも、管理する側にも、厳しい条件の中で自分たちを取り巻く演劇状況をよくするための試練の場になると思います。今回行政の方からも率直な意見を出していただきました。利用する演劇人の側も単なる要望ではなく、提案型の意見を出すことで実際の仕組みを少しずつ変えていくきっかけになればと思います。 劇場という摩訶不思議な空間にさまざまな人が集い、出会い、何かが生まれていく、私たちは市民の立場でそのような状況にどのように立ち会っていくのか、この魅力あるアートマネジメントという仕事をより深く追求していきたいと思っています。NPOの拡がりなど最近ではパブリックという言葉の概念を、従来の「公共」というよりも「市民」ととらえる考え方が増えてきていると思いますが、私たち市民グループ「PAW」もPAWの読み方にPublic Art Waveを取り入れ、Pubulic Artとしての演劇を横浜から発信していけるよう努力していきたいと思います。 [PAW YOKOHAMA 代表 一宮均/99年7月] |
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