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4つのパネルディスカッションと2つのセミナーで構成された3日間のセッションに先立って、約1カ月にわたり断続的に実施された2つのワークショップが松山セッションを特徴づけている。地元アートマネージャーの掘り起こしとジャンルをこえたネットワークづくりという当地セッションの目的を達成するため、準備期間そのものを人材獲得のプロセスとして位置づけることとし、「仕掛け」としてのワークショップを、時間をかけ、高い密度で実施することにした。美術関連のセッションであるにもかかわらず映画のワークショップ(8ミリ映画制作)を盛りこんだのも、それまでのセッションではテーマとなることのなかった映画に焦点をあてると同時に、地元の自主上映団体の意欲的で組織的な活動を巻きこむためでもあった。また、ワークショップを通してボランティアとしても育った参加者が、事務局と連携してセッション本体を支える裏方のみならず、パネリストとして発言したのも当地セッションならではのことだといえる。 現在、実行委員会のコアメンバー、ワークショップ参加者、ダンスカンパニー主催者、メディア関係者など20名による、月に1度の情報交換と交流を目的に集まる会(ミーツアートの会)ができ、すでに5回の集まりをもっている。ダンスのプロモーションビデオをメンバーの協力(映像、音楽、その他)で制作するプランも具体化しようとしており、活動は積極的。ちなみに「良質の仕掛け人は良質のアソビ人である」がこの会のテーゼである。 [(財)乗松巌記念館エスパス21ディレクター 福西哲唯/98年7月] |
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