ネットTAM

小劇場演劇制作者支援サイト「fringe」

同僚が、小劇場演劇制作者支援サイトfringeのトップページにネットTAM「キャリアバンク」が掲載されていると教えてくれた。ほんとうだ!fringeさん、ありがとうございます。

fringeを2001年より企画運営されている荻野達也さんは、「トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007分科会Eの司会を務めてくださった方。フォーラムの公募情報も同サイトで告知していただくなど、大変お世話になった。

それにしても、fringeは、情報の幅と量、その集約の仕方が実にすばらしい。視点も常に現場目線で、制作者の情報源としては欠かせないサイト。「制作者としてのノウハウを得ることができず、初歩的なトラブルでつまずいている若いカンパニーの拠り所になりたい」、「演劇の現場で疲弊している第一線の制作者に元気を与える場になりたい」の2つが運営の目的とのこと。確実にそのような存在だ。ネットTAMも見習いたい。

このようなサイトが、無償で運営されている個人サイトであることは驚きである。と同時に、こうしたインフラ整備型サイトの役割りがもっと評価されて、公的機関の助成対象にならないものかと強く思う。サイトの維持・運営が助成の対象になることはほとんど無い。

日本の公的助成は、まだまだ「催し」助成の割合が多く、恒常的なインフラ整備活動や中間支援型活動に対する支援が遅れている。

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