2023年の「TAMスタジオ」にてファシリテーターを務めるアートマネージャーの野田智子です。今年は、本企画テーマである「次代のアートマネジメントのつながり方」のつながる主体に注目し、参加対象者をアートマネジメントに興味関心のある学生に絞り込み、連続ゼミナール形式として開催します。題して「TAMスタジオ2023 連続ゼミナール　ここからはじめるアートマネジメント」。

アートマネジメントは対象とする領域が広い分、数々の現場があり、人によってアートマネジメントの受け取り方もさまざまです。また一人ではなく、チームで取り組んだり、対話を重ねたりしながら、誰もみたことのない景色をつくりあげていきます。私にとってアートマネジメントは、実践（スキル）の側面がありながら、アーティストの切実さをどう受け取り、アートとどう向き合うか、そしてアートとともにどのような社会をつくっていくのか？ という大きな命題を伴った領域であると感じています。

ここはアートマネジメントのスタートラインに立つ仲間との出会いの場です。ゼミでは、2名のゲストを招いた対面でのトークセッションと、その前後にオンラインを中心とした事前勉強会を行います。勉強会では、参加者同士の対話や交流に重きをおきながら進めていきます。

アートマネジメントに興味のある学生なら誰でも大歓迎。一緒にはじめの一歩を踏み出してみましょう。みなさんと出会えること楽しみにしています。

（2023年6月19日）
野田智子［アートマネージャー／Twelve Inc.取締役］

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