ネットTAM

TAMスタジオ2024
連続ゼミナール
「ここからはじめるアートマネジメント」
ファシリテーター
野田智子さんからのメッセージ

ネットTAMでは「TAMスタジオ2024 連続ゼミナール~ここからはじめるアートマネジメント」を開催します。本プログラムはアートマネジメント専攻にかかわらず、アートに興味・関心のある[専門学校生・大学生・大学院生]を対象とした通年のプログラムです。

アートマネジメントの実践者をゲストにお迎えするトークセッションとアートの現場視察の対面機会のプログラムをメインとし、オンラインミーティングを交えながら参加者同士の関係性の構築を促進し、さまざまなつながりをつくる実践を行います。

2023年に引き続きファシリテーターの野田智子さん[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]が物事や人をつなぐ牽引役として皆さまに伴走します。

TAMスタジオ 2024開催に寄せて

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2023年に引き続き2024年の「TAMスタジオ」のファシリテーターを務める野田智子です。社会がより複雑化する今、ますますアートや表現活動が人びとの拠り所となっていると感じています。「アートマネジメント」は、作り手(アーティスト)と受けて手(鑑賞者)をつなぐ、作品と社会をつなぐ、「つなぎ手」として実践的な技術(スキル)を指す言葉であり、その一方で、アーティストの切実さに寄り添いながら、アートを社会の中でどのように機能させていくのか、アートと共に未来をどうつくっていくのか、という大きな命題を伴った分野でもあります。

本プログラムは、新たな仲間と出会い、ともにアートマネジメントの領域へ一歩踏み出し、主体的に取り組む学びの場です。昨年は、北は秋田県、南は福岡県と津々浦々より集まった、出身もバックグラウンドも専攻もさまざまな20名の学生とともに、オンラインと対面での「対話」をベースにしたミーティングやトークセッションを行いました。スタジオメイトの声にじっと耳を傾け、お互いの意見を聞き合うていねいな関係づくりや、現在地を共有し、つながり、交歓する様子が随所にみられました。

今年も引き続き、交流を目的とする「ミーティング」と「トークセッション」、そしてみんなでアートの現場へ訪問する「現場視察」で構成します。「トークセッション」には、未来を見据え、独自の視点をもって地域に根差し実践をされている専門家に来ていただきます。アートマネジメントに興味のある学生なら誰でも大歓迎。横のつながりをつくり、先進事例に触れながら、アートマネジメントの可能性について一緒に考えてみましょう。

(2024年6月13日)
野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]

募集要項&ご応募はこちら


野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]
1983年岐阜県生まれ、京都府在住。2020年よりアートマネジメントとメディアプロデュースを軸にしたアーツプロダクション「Twelve Inc.」を設立し、生活と地続きでアートの環境創造とアーティストとの協働を行う。アーティストコレクティヴ「Nadegata Instant Party」メンバー。これまで現代美術作品の販売、国際美術展の広報等を経験したのち、2013年〜2019年アートマネジメントを専門とした個人事務所「一本木プロダクション」を主宰。2015年〜2017年Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]共同ディレクター。2018年〜2019年「あいちトリエンナーレ2019」ラーニングセクションマネジメント、2021年〜国際芸術祭「あいち」ラーニングコーディネーター。2023年より名古屋城を舞台にしたアートプロジェクト「アートサイト名古屋城」のプロデューサーをつとめる。2020年〜関西学院大学非常勤講師。

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