ネットTAM

滞在製作中の相田さん訪問

第40回リレーコラムを書いてくださった相田ちひろさんから、一昨日「横浜美術館にいます」とのメールが届きました。しばらく前に、横浜美術館の滞在制作プログラムに決まったとご報告いただいていましたが、8月17日まで毎日美術館内のギャラリーで制作しておられるとのこと。「お近くにご用事がありましたら、いつでも気軽にお立ち寄りください」と。

・・・・・あったんです、近くに用事が。本日横浜BankART Studio NYKでとある会議に参加したので、その帰りにお邪魔してきました。18時をまわってしまったのですが、快く迎えてくださいました。相田さんとは初対面。リレーコラムを書いてくださった方に実際にお目にかかれる瞬間は、なんとも嬉しい!

ここで相田さんが展開するのは、【タイ嫁入り前の「横浜 花嫁修業プロジェクト」】。横浜市内にはタイ人が多いそうなのですが、彼らへのインタビューを通じて、タイでのお嫁入りに必要とされるものを制作し、それをタイに持参して実際に使ってみる。そのプロセスと結果も作品にするというもの。「私、タイにお嫁に行きます。タイへの嫁入りに必要なものは何ですか?」とたずねていくとはユニークです。考えてみれば日本でも、嫁入り道具で土地柄を語ることがありますね。名古屋とか。確かに「お国柄」もあらわれそう。

アトリエには、作成中の調理道具ほか、タイ語で書かれた手紙やインタビューメモ、取材用の自転車(相田さんが編んだカゴ付)、壁面には制作記録カレンダーも。充実の滞在制作ぶりがうかがえました。相田さんのパソコンのキーボードには、タイ語対応のカバーがかかっていました。ブログに書かれているタイ語は、こうやって打っていたんだとわかりました。

8月9日(美術館の夏祭り)と17日は「オープンスタジオ」だそうですので、みなさんもぜひどうぞ!

相田さんの活動ブログ

横浜美術館滞在制作支援プログラム(AIMY:Artists in Museum Yokohama+NAP)ブログ

アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2008滞在アーティスト決定(プレスリリース) おおお、「主な活動歴」に、ネットTAMのリレーコラム執筆も入れてくださっています!発見。感謝。

080801_182202.jpg 

相田さん(中央)のアトリエ

080801_182302.jpg 

同じく滞在製作中の山本篤さんのアトリエ

(左から)滞在制作記録映像担当の松崎さん(東京藝術大学院映像研究科)、横浜美術館・大岩さん、山本さん、相田さん、施工&空間デザインの長島さん。皆さま、お邪魔しました。

この記事をシェアする: