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『地域を越える制作者~小劇場から生まれる演劇公演の新しいカタチ』

トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007で「巡演」の可能性を考えた分科会E。その司会をなさった小劇場演劇制作者支援サイトfringeの荻野達也さんから、冊子『地域を越える制作者~小劇場から生まれる演劇公演の新しいカタチ』が届きました。

2006年度に開催した地域演劇の次代を担う制作者を東京へ無償招待した創造啓発ツアー「Producers meets Producers(PmP)2006」や07年度の公開座談会の記録に加え、全国5地域の制作者による寄稿が収録されています。

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『地域を越える制作者』

全国を意識することが少なかった制作者が軽々と地域を越えるようになったり、地域にいながらにして個性と存在感を発揮するヒントをつかんだりと、PmP2006に参加した制作者たちの「その後の変化」も伝わってきます。

同じ分野で活動する仲間を見つけ横のつながりを築くこと、その後も活動を関連付けて継続すること、記録に残しまとめることの重要性を改めて感じます。共通の目標をはっきりさせれば、現場の環境は少しづつ変わっていく、変えていけるものなんですね。

詳細は、fringeサイトをご覧ください。冊子はダウンロード可能です。

トヨタ・アートマネジメントフォーラム分科会Eを企画運営してくださったNPO法人FPAPの高崎大志さんも、本冊子の座談会ページにご登場。寄稿では、フォーラムにも触れて、「地域で活動しながら、こういった発表の場が与えられたことは大きな励みになりました」と書いてくださいました。

その一言が、ネットTAM事務局にとっては何よりの励みです。ありがとうございます。こうして丁寧にまとめられた冊子をいただき、フォーラム前後の展開がわかったのも、大変うれしいです。

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