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淡路島訪問記

12/14~16、「全国アートNPOフォーラムin淡路島」に参加してきました。淡路島アートセンターのやまぐちさんに第25回リレーコラム「さっくり耕せ、淡路島」を書いていただき、タマネギの里親(コラム参照)に立候補した筆者にとっては、心待ちの淡路島訪問でした。

北川フラムさんによる力強い基調講演、瀬戸内のアート団体によるプレゼン、7時間に及ぶ「淡路アート議定書」についての議論、まち歩き&歴史レクチャー、淡路アートシーンバスツアー・・・濃密な3日間でした。

海、山、自然、食、歴史、産業遺産、文化、アーティスト----淡路島の資源の豊富さには驚きましたし、これらがごく自然に関連づけられて「淡路島印のアート」を作り出していたことが何よりも印象に残りました。気負いがないというか、制度から入った固さがなくて、まちとアートの関係が楽しい。淡路島のもてる資源を熟知した創造的な人たちがつながって、あれこれ主体的に考えて、島のみなさんを巻き込んで作り上げていったんだなと感じました。やまぐちさんのコラムにある「"アート"って言葉すら頓着しない」柔らか頭の島のみなさんとともに。

フランスのナント市やスペインのビルバオなど、「創造都市」といえば海外の事例が紹介されがちですけど、こんな近くに、こんな自然体で創造的なところがあります。皆さん、ぜひ一度淡路島にお運びください!やまぐちさんのコラムを読んでから行くと楽しさ倍増です(行ってみてわかりましたが、やまぐちさんはリレーコラムで、淡路のアート、アーティストをもらさず紹介しようとしてくださってました!)

NPO法人淡路島アートセンター 
淡路島アートフェスティバル 
洲本市民工房  
第25回リレーコラム「さっくり耕せ、淡路島」 
「地域活性化のための<近代化産業遺産群33>」(経済産業省)
※今回のフォーラム会場は休眠施設だった旧紡績工場赤レンガ倉庫でした。今年の11/30に、経産省の「地域活性化のための<近代化産業遺産群33>」に指定された、淡路の宝ともいえるすばらしい建物です。今後、ここが淡路島の文化創造の拠点になったらと、願わずにいられません。上記サイトの第29番目遺産群の項参照。
日の出亭 
▽ 久住ゲストハウス(著名な左官職人久住章氏の手による2つのアートな建物)
大磯アート山

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