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書籍の紹介:『民間助成イノベーション』

セゾン文化財団の片山正夫さんから、新刊書籍をご紹介いただきました(片山さんも執筆をご担当:第6章「メセナと芸術助成財団」)。

民間助成イノベーション--制度改革後の助成財団のビジョン--』 ([財]助成財団センター編・発行、2007年10月15日発行) 

片山さんのお話では、これまで日本の助成財団について書かれた主だった書籍は、20年以上前に発行された『日本の財団--その系譜と展望』(林雄二郎・山岡義典著、中央公論社、1984)くらいしかなかったそうです。今回出版された書籍は、最新事情も盛り込まれ、かつ助成財団について網羅的にまとめられています。

文化政策に携わっている方はもちろん、民間/公的財団から助成を受けることが多い アートマネジメント関係者にもぜひ読んでいただきたい1冊です。

目下、各種助成金の申請シーズン。きっと、申請者にとっては1年で最も助成財団との距離が近い時期だと思いますが、そんなときこそ、助成財団の特徴や存在意義、社会的役割、芸術文化振興における働きまで、改めて整理して知っておきたいですね。

助成財団が芸術文化分野に存在しなかったらと思うと・・・助成財団は地味といわれることもあるそうですが(複数の助成財団関係者談)、とんでもないです!下支えに感謝感謝です。

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