田口 かおり
たぐち かおり
修復家・東海大学特任講師
専門は、保存修復理論、保存修復史。東海大学創造科学技術研究機構特任講師。フィレンツェ国際芸術大学(Università Internazionale dell'Arte Firenze)絵画修復科修了後、フィレンツェ市内の修復工房にて勤務。 2013年、京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。近著に『保存修復の技法と思想──古典芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(第7回表象文化論学会賞)。近年の論文に「保存修復とX線の『暴力性』-キャサリン・ジルジュ《スザンナと長老達》をてがかりに」(『表象』第 11 号、17年4月、pp. 234-pp. 253)
「近現代美術の「臭気」をめぐる一考察──展示、収蔵、保存、修復のケーススタディ」(『ディアファネース』No. 5、18年3月)など。展覧会のコンサベーションも担当しており、18年の担当展覧会はヌード展(横浜美術館)、プーシキン美術館展(東京都美術館 他)、ルーヴル美術館展(国立新美術館)、フィリップス・コレクション展(三菱一号館美術館)、ミケランジェロと理想の身体展(国立西洋美術館)、ムンク展(東京都美術館)、アジアに目覚めたら展(東京国立近代美術館)他多数。