ネットTAM

8
札幌セッション

あなたも音楽マネージャー

―この街で音楽の明日を語りたい。
開催日: 1997年10月22・23・24日
開催地域: 札幌
会場: 札幌コンサートホール「Kitara」
ジャンル: 音楽
参加者数: 111人
コーディネーター: パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会 吉田雅文

TAMをおこなうにあたり、「全体プログラムをどのようにするか」「参加者をいかに集めるのか」が大きな問題でした。

1点目は、内部で話し合い、自分たちが知りたい「クラシック音楽は儲かるか」と「ネットワークの必要性」を中心としました。特に前者はタイトルとしては直接的で露骨すぎないかなと心配しましたが、講師の中藤先生から「面白いですね」といっていただき、問題なく運びました。次にPRですが、パンフレットをトヨタ自動車関係、道内自治体および音楽祭を運営している人たち、PMFボランティアなどに送付しましたが、音楽マネージャー向けの講座のため参加者が集まるか気がかりでした。案の定、あまり集まりません。そこで、地元新聞に掲載していただいたところ、フリーターや主婦、定年後の方、お医者さん等一般の方が20人も集まりました。その動機は「将来音楽関係の仕事がしたい」「聴衆でなく音楽関係者の考え方を知りたかった」「小コンサートをお手伝いしているので」などさまざま。一般の方も興味があるものだと感心するのとともに講座として何とかかたちになったとほっとしました。

今年、ホールがオープンする北広島市と斜里町からの参加者は今後の事業計画の参考にと、また、PMFボランティアには、この講座が縁でひとりの男性が加わり、活躍しており、種々、TAMの波紋は広がっています。

[パシフィック・ミュージック・フェステイバル組織委員会 吉田雅文/98年7月]

この記事をシェアする: