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新潟セッション

公立劇場の役割

―‘公’(おおやけ)の意味を考える
開催日: 1997年 9月5・6日 12・13日
開催地域: 新潟
会場: 新潟市職員研修所
ジャンル: 演劇
参加者数: 240人
コーディネーター: 新潟市芸術文化振興財団 稲葉麻里子

新潟では、97年9月に「公の意味を考える」というタイトルで、演劇セッションを開催しました。演劇制作、劇場運営、アートマネジメントの研究などの第一線で活躍する講師をお招きし、70名の参加者がありました。今秋オープンする大規模な複合文化施設、新潟市民芸術文化会館の運営についても活発に話し合われ、市民の関心の高さが反映されました。

新潟は、市民芸術文化会館の建設と並行して、N-PAC(劇場芸術講座)が開催されたり、プレイベントの公演や市民参加のワークショップが頻繁におこなわれたり、市民の文化活動がさかんな所です。現場をよく知る講師を揃えたせいか、トヨタ・アートマネジメント講座の評判は上々で、新潟日報や地元の雑誌にも関連記事が掲載されました。

再び9月には音楽セッションを開催させていただきますが、今度は「オーケストラ」にテーマを絞り、根本的なその存在意義について話し合いたいと思います。芸術運営について考える貴重な機会を与えられて、大変感謝しています。

[(財)新潟市芸術文化振興財団 稲葉麻里子/98年7月]

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