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採択企画レポート

企画者

山崎広太

企画名

新人振付家育成のためのスタジオシリーズ

詳細

最終報告 (2009/11/20)

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スタジオシリーズ 福沢里絵


今回、約3か月間(2009年3月半ば〜6月末)、2人のダンサーとともにリハーサルに取り組みました。

この機会にあたり、自分がこの2、3年の間に作った小作品を振り返ってみることからスタートしました。私にとって「ダンス作品」が「ダンス作品」と成りうるのはどんなことだったのだろうか、という観点で見直しを行いました。今回自分の傾向を明らかにすることで、今後それを変化、展開させていくことができるのではないか、というのが目的となりました。自分が「当然こうあるべき」と思っていることを、異なった視点から見ること、そのためには、現時点でできることをきちんと提示する必要があると考えました。ただ単にアイデアを試してみるというだけではなく、何度もそれを見直すことで、アイデアはより強固なものとなったと思います。

リハーサルをはじめてから2か月経ったころ、キュレーターである厚木凡人先生にアドバイスをいただきました。アドバイスは、主に「movementの提示」についての意見であり、そこでもう1度、1つ1つのシークエンスについて、ダンサーと再考しました。

スタジオシリーズを終えて、自分がやってきたことが何であったのか、自覚が深まったように感じました。私としては、今後、そこから少し離れてみることで、もう1度自分にとってもっとリアリティーのあることは何であるのか、今までの視点を持ちつつも違った視点での追及をしてみたいという感を強くしました。身体の拡張、動きの開発、「作品」のあり方など、いろいろなダンススタイルの「コピー」や「貼り付け」ではない自分なりのものを、探っていけたらと考えます。

スタジオシリーズのあり方として、振付家本人が何を「research」、「development」するのか、その問題意識が重要であると思いました。
また、具体的にはショーイングの前のオープンリハーサルを、1か月前あるいは3週間前ぐらいにおこなったほうが、よいのではないかと思いました。今回、オープンリハーサルが行われたのはショーイングの1週間前であり、自分自身の問題意識の提示のしかたやキュレーター以外の客観的意見を消化しないまま、ショーイングとなってしまったように感じました。
ショーイングについては、ダンサーや観に来てくださった方々と、リハーサルをおこなった場所で、作品についてのアイデアをシェアできたことは、私にとって貴重な体験でした。

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福沢里絵:「新人振付家育成のためのスタジオシリーズ」振付家。 【詳細