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パブリックコメント

投稿番号:19 企画名 ダンスで理科を学ぼう2008
−アートによる教科学習のモデルプログラム開発−

応募動機・現在抱えている課題
提案する企画を通じて改善したいアートマネジメント環境の基盤など

学校にアーティストが出かけていき、ワークショップを行う活動は、「アウトリーチ活動」や「アーティスト・イン・スクール事業」として、都市部を中心に実施されてきました。この活動では、子どもたちのコミュニケーション能力が高まる、創造力を伸ばす、多様性を受け入れて他者理解を促進するなどの効果があり、教育現場で注目されています。

しかしながら、コーディネーターや実施に積極的な教員、身近にアーティストがいる等の諸条件が揃った上で盛んに実施されている地域と、「機会がない」「方法が分からない」などの理由で未実施の地域も多くあり、この活動が全国規模で広がっていくまでには至っていません。その背景には、近年の学力重視の授業内容や総合学習の授業時間の削減によって学校がアートのプログラムを取り入れる余裕がないこと、「アーティストによる授業」の範例となるモデルがないことが要因のひとつになっています。

今後、学校側の負担を軽減してアーティストの授業を取り入れやすくし、同時にアートによって得られる教育効果を社会にPRしていくためには、アートを活用した授業カリキュラムの開発・普及が必要と考えます。

趣旨・重点テーマ
目標、なぜ今この企画の実現が必要なのか等

当団体では、より多くの子どもたちが学校でアーティストのワークショップを体験できることを目的に、イギリスのダンス教育機関が研究・開発した学校向けプログラムを参考に、理科学習の授業にダンスを取り入れるプログラム『ダンスで、理科を学ぼう』を2006年度に京都府宇治市の小学校で実施しました。これは、ダンスのワークショップを授業カリキュラムに取り入れることで、子どもたちの授業への関心を引き出して学力の向上につなげるとともに、コミュニケーション能力・自己表現力・創造力を高めることを目的として開発されたプログラムです。子どもの理科離れが叫ばれる昨今、2006年度に得られた成果と課題をもとに、この『ダンスで、理科を学ぼう』のプログラムをさらに精査し、汎用性を持たせ、ダンスを学校教育に活用するモデルを確立するとともに、各地の学校で子どもたちがダンスに触れる機会を拡大することを目指します。

内容
プロジェクトの具体的な最終形態

小学校理科のカリキュラムにダンスを取り入れた授業を関西の小学校で行います。各学校でのカリキュラムに沿ってダンスのワークショップを組み入れ、児童らの教科学習への興味・関心を引き出して学力を向上させるとともに、コミュニケーション能力、自己表現力、創造力を高める授業を行います。実施に当たってはコーディネーターが学校側と相談して実施時期、取り扱い単元や授業内容予定、先生方のニーズを聞き、それらに基づいてアーティストと内容を検討し、実施します。

1.実践授業

【授業構成】

「ダンスで理科」の授業は、「通常授業」「理科ラップ」「ダンスワークショップ」の3つの要素から構成されます。これらを単元の内容にあわせて適切に構成し、授業を進行させます。

イ) 通常授業
担当教員による通常の理科の授業や実験を行います。

ロ) 理科ラップ
ラップのリズムビートに合わせて、学習した授業内容をもとに児童と教員が歌詞をつくり、全員で歌います。学習内容を自分達で言語化し、歌うことによって反復学習することで、記憶がより深く定着し、学力の向上が望めます。

ハ) ダンスワークショップ
扱う単元をテーマに、ダンサーがワークショップを行います。これにより、単元への興味・関心を引き出すとともに、想像力を働かせて楽しく授業に参加し、身体感覚を通して学習することで、学習内容への深い理解を促します。

【実施校、日程】

実施校: 未定(関西地域の小学校を選定)
対象: 小学校中学年〜高学年 1学年
会場: 実施校の校内施設(教室・体育館等)
実施回数: 2テーマ(1テーマにつきワークショップ3回)
アーティスト:未定
取り扱い単元: 例(5年生で実施の場合)
   「めだかの成長」
   「てこのはたらき」
   「もののとけかた」

2.報告書

「ダンスで理科を学ぼう2008」の授業カリキュラムの範例やその成果・実施のポイントを報告書としてまとめ、子どもとアーティストの出会いウェブサイト、ネットTAMに掲載、また冊子として一般に配布し、「ダンスで理科を学ぼう」のプログラムを各地で活用・展開できるようにします。

実現までのスケジュール
最長一年を目処

08年
7月学校選定、アーティストの選定
9月 授業内容打ち合わせ
11月 実践授業(1)
09年
1月 実践授業(2)
2月 実践授業の評価・検証
3月 報告書完成、配布開始



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