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TAM SEED 〜TAM開催地のその後

トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)開催地のその後や、TAMをきっかけに
始まった新たな活動、現在も活躍されている方々の近況などの報告です。



第4回 TAMは、船出した北海道演劇財団丸への海図のようなプレゼント 北海道演劇財団常務理事/劇団TPSチーフプロデューサー/シアターZOO プロデューサー 平田修二
十年余が経ちました

 札幌でのトヨタ・アートマネジメント講座vol.2「同時代の演劇と社会」は、1996年9月に行われ、延べ279人が参加しました。この年に同講座は発足し、演劇ジャンルの第1回だったのと、現地主催者の北海道演劇財団が同年4月に設立されたばかりだったのとで、大変張り切って準備されました。
 同財団は、NPO的な市民参加型組織なのですが、当時NPO法が成立する見通しが立っておらず、財団法人にしたのですが、あれから10年余、北海道では演劇に関するさまざまなNPOや団体が設立されました。同講座は、これらの動きに影響を与えました。

市村さんと「亀、もしくは・・・。」

 思い出すことは、講座準備で札幌に来たTAMディレクターの市村作知雄さんに、「亀、もしくは・・・。」という芝居を観てもらったことです。この作品は、ハンガリーの小品を、当時A.G.Sという劇団にいた斎藤歩(現北海道演劇財団付属劇団TPS:シアタープロジェクト札幌チーフディレクター)が構成、演出したもので、市村さんは大変評価してくださり、翌年東京で公演してくれました。この公演がその後、東京芸術祭リージョナルシアター・シリーズに発展したとも聞いています。また、この東京公演を観た文学座の蔭山さん(現まつもと市民芸術館プロデューサー)が、文学座との提携公演を申し出てくれました。こうして、「亀、もしくは・・・。」は、その後TPSのレパートリーとなり、再演を重ね、文学座との提携公演も行い、国内巡演だけでなく原作の国ハンガリー公演まで行いました。

TPS「亀、もしくは…。」 TPS「亀、もしくは…。」
ハンガリー公演 2005年
撮影:高橋克己


北海道演劇財団の現在

 北海道演劇財団は、現在多岐にわたる活動をしています。第一はTPSを中心とした演劇製作です。札幌で年間数回のほか、ツアー公演を1〜2回行っています。またシアターキャンプという合宿型ワークショップを全国から希望者を募って6年間行ってきました。第二は劇場運営です。所有している「シアターZOO」では、フランチャイズ劇団を置いているほか、毎月提携公演を行っています。また、新さっぽろサンピアザ劇場の自主企画公演を受託して運営しています。毎年11月には、上記2劇場を含む8劇場で構成する札幌劇場連絡会が「札幌劇場祭」を開催し、海外劇団を含む約40作品が公演され、各種の賞もある一大演劇祭に発展しています。第三は道内各地の劇場や演劇団体と提携した地域文化活動です。第四は市民活動の促進です。NPO法人TPSくらぶなどと協力し、演劇のサポートなど、多岐にわたった活動を展開しています。

シアターZOOの前で平田さんと笠島麻衣支配人
シアターZOOの前で平田さんと笠島麻衣支配人


(2008年1月10日)






種となったTAM

トヨタ・アートマネジメント講座
Vol.2 札幌セッション

トヨタ・アートマネジメント講座 Vol.2 札幌セッション

開催日:1996年9月6日・13日/20日・25日
会場:札幌国際プラザ・コンベンションホール
ジャンル:演劇

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報告者プロフィール

平田 修二(ひらた しゅうじ)
北海道演劇財団常務理事/劇団TPS チーフプロデューサー/シアターZOO プロデューサー

平田修二さん

1975年〜96年、札幌演劇鑑賞会で事務局次長、事務局長、理事長を歴任。90年代に北海道演劇財団づくりの準備を始め、96年の設立に伴い事務局長に就任。2000年から常務理事。札幌劇場連絡会会長。



注目! 現地情報

北海道演劇財団付属劇団 「TPS」
(シアタープロジェクト札幌)

NPO法人カコアのブログ

・サイトコンテンツ:劇団TPSとは?、TPS養成所、稽古日記、など

TPSは、2008年は、北海道のほか、韓国、沖縄、東京で公演します。観てくださいね。

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