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通算50回目のセッションを名古屋で迎えることとなったTAM。しかもファイナルの年の幕開けである。これまでのTAMの7年間を振り返り、アートマネジメントの現場がいまどうなっているのかを総括すべく、4つの分科会には各地の地域コーディネーターの方々にお集まりいただいた。
このセッションの後、大阪セッションでは地域のフィールドワーク、山口セッションでは観客による文化施設の通信簿づくり、最後の東京会議ではスピーチ大会というように、新機軸の実験を試み続けてファイナル・イヤーを走り抜けたTAMにとって、この名古屋大会は最後のじっくりとした語り合いの場となった。
TAMを契機に地域で新たな活動が派生したコーディネーターたちが集まった美術分野(分科会1「TAMを経験した地域と現場」)。比較的マネジメント業が確立しているなかで、文化施設を軸に地域ベースの新たな流れが明確に確認された音楽分野(分科会2「日本のコンサートシーンが元気になるために」)。アートマネジメントは果たしてアートにとって本当に有益なのか、セッションの題目どおり「これでいいのか」という根源的な問題提起から始まり未来像を模索した演劇分野(分科会3「現場からの逆襲」)。「ソーダンタンク」という画期的な非講座形式のチャレンジ編TAMを体験した神戸や、ファイナル・イヤーのバトンを受け取る大阪と山口からコーディネーターが集まり、アートマネジメントのこれからの拠点や役割、方法論を語った総合分野(分科会4「〈市民のための文化施設〉って?」)。4回目となった名古屋大会は、TAMが7年間こだわり続けた「地域と現場」を焦点として、講座の基本であるパネル・ディスカッション形式で、静かに熱く議論が展開された。
[文責:TAM運営委員会ディレクター・熊倉/04年8月]
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