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プロジェクト趣旨

トヨタ自動車は、地域の芸術活動を支える人材の育成をめざし、1996年よりアートマネジメント分野でのメセナ(芸術文化支援)活動、「トヨタ・アートマネジメント」を展開しています。アートマネジメント講座(TAM)、アートマネジメント情報のポータルサイト(ネットTAM)、ディスカッション型フォーラム(トヨタ・アートマネジメントフォーラム)に続く、初の公募助成プログラムが「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」です。

趣旨

「トヨタ・アートマネジメント」開始当時と比較すると、アートマネジメントを取り巻く環境はだいぶ変化しました。アートマネジメント講座や専門の学科等を有する大学の数は格段に増え、各地に誕生した多数のアートNPOが精力的に活動しています。こうしたプラスの動きもある一方、現場の課題は依然山積したままで、抜本的な解決策はなかなか見えてこないのも実情です。

課題解決に必要なものは何か?———いま最も必要なのは、アートマネジメントの現場環境をよりよくする「仕組みづくり」です。しかしながら、こうした仕組みづくりそのものに対する助成制度はほとんど存在せず、また、日々の活動に追われる現場担当者にとっては、アイディアはあっても、仕組みづくりという目に見えにくいプロジェクトには腰を据えて取り組み難い状況です。

そこで、トヨタ・アートマネジメントでは、現場の抱える課題を“見える化”し、解決策(仕組みづくり)を考える時間と実現までの取り組みをサポートすべく、公募助成プログラム「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」を立ち上げました。提案者とともに芸術環境の改善に取り組むこと、パブリックコメントの実施等により、助成制度のありかたを考える場になることもめざしています。

内容

  • 「アートマネジメントの現場における課題を解決し、芸術文化環境をよりよい方向に改善する方策や仕組み」を全国から公募する。第1次書類選考、最終選考会「公開プレゼンテーション大会」を経て選出された優秀企画に助成金を授与し、その実現をネットTAM(アートマネジメント総合情報サイト)がサポートする。
  • 選考にあたっては、指摘された「課題」の内容のほか、提案された改善策についての[1] 現場の基盤整備上のインパクト、[2] 仕組みとしての完成度、[3] 実現可能性、[4] 斬新さ・独自性、[5] 汎用性(波及効果)を重視する。
  • 実現されたKAIZEN策をネットTAMに掲載し、広く一般にその内容を広報する。多くの方がその「仕組み」を知り、活用することによる波及効果で、全国各地のアートマネジメント環境の整備をめざす。

運営体制

主催:トヨタ自動車株式会社
協働:社団法人企業メセナ協議会、SETENV

2008年度実施状況

公募 ※公募概要はこちら

  • 2008年3月17日から5月6日まで、アートマネジメント総合情報サイト「ネットTAM」上でKAIZEN策を募集。総合テーマは、「アートマネジメントの現場における課題解決」。
  • 締め切りまでに合計79件の応募があった。うち6名は複数の案件を応募。
  • 応募地域:
    北海道(6)、秋田(1)、茨城(2)、千葉(2)、東京(27)、神奈川(7)、新潟(1)、岐阜(1)、愛知(2)、 京都(6)、大阪(5)、兵庫(2)、鳥取(1)、広島(2)、山口(1)、愛媛(1)、福岡(10)、佐賀(1)、海外(1)。東京以外では福岡からの応募が多かった。
  • 組織形態:
    NPO法人(13+申請中2)、企業(3+登記準備中1)、個人(17)、実行委員会(9+大学と共同1)、大学(1)、芸術団体含む任意団体(32)。
  • 芸術分野:
    アート全般(24)と美術(26)が突出して多く、演劇(8)、ダンス・舞踊(6)、映画・映像(4)、音楽(3)、伝統芸能(2)、伝統工芸(2)と続いた。
    「音楽と演劇」「ダンスと演劇」のような複合型が4件。「全般」の多さは、“芸術環境”という大きな視点で、どの分野にも共通の問題が取り上げられたことによる。

第一次選考

  • 2008年5月26日、トヨタ自動車東京本社にて、ネットTAM運営事務局(トヨタ、企業メセナ協議会、SETENV)8名で書類選考会を実施。
  • 評価ポイントは、【1】現場の基盤整備上のインパクト(現場における「課題」の明確な指摘、芸術環境改善につながる・一石を投じる可能性、芸術文化・アートマネジメント業界における話題性、人材育成上の期待)、【2】仕組みとしての完成度(「KAIZEN」の企画趣旨=仕組みづくりの理解度、単発/自己完結型イベントではないこと、仕組みとして機能する見込み)、【3】実現可能性(1年以内に実現できる目処、責任体制の明確さ、予算の妥当性)、【4】斬新さ・独自性(これまでにない新たな視点=先駆性、オリジナリティ=独自性、独創性)、【5】汎用性(波及効果。他地域、他団体の環境整備による「仕組み」の応用可能性)の5項目。
  • 議論の結果、公開プレゼンテーション出場者として5名を選出。6月2日までに応募者に結果通知。6月3日、ネットTAMにて第一次選考結果(プレゼンテーション大会出場者)を発表。

パブリックコメント ※詳細は「パブリックコメント」ページを参照

  • 今回の公募で集まったアートマネジメント現場の切実な課題や前向きなKAIZEN策といった貴重な声を集約し、社会に発信・提言することもKAIZENプロジェクトの役割との見地から、一次選考結果を問わず、事前に了解が得られた応募案件をネットTAMで公開し、広く一般から意見や感想、提案、連携のオファー等を収集する「パブリックコメント」を実施。集まったコメントは、公開プレゼンテーション大会を含む芸術環境KAIZENの議論、応募者へのフィードバック、提言などに活用させていただくこととした。
  • 全応募案者に参加を打診したところ、6割にあたる47件がパブリックコメント募集への参加を表明。
  • WEB公開にあたっては、応募書類から個人情報等を削除、また趣旨を変えない範囲で変更して掲載した。

公開プレゼンテーション大会

  • 2008年7月12日、トヨタ自動車東京本社にて、公開プレゼンテーション大会(最終選考会)を開催。出場者、審査員、当日の映像記録等、詳細はKAIZEN公式サイトを参照。
  • 賛同するプレゼンテーションに対して来場者(オーディエンス)が投票する1票に対し、参加者のプレゼン大会参加費相当額(1000円)が「オーディエンス助成金」として授与される「オーディエンス助成」を実施。
  • 選考の結果、3件の助成が決定。

採択企画への助成

1件につき50万円を助成。企画実現過程における広報等の情報発信をサポート。

KAIZENロゴ

KAIZENロゴ

芸術環境の改善、芸術が成り立つ場を更新する草の根的な意思を、「拳を突き上げる」「この指とーまれ」などプリミティブなコミュニケーションのモチーフである「手」を使って表しました。このプロジェクトをきっかけにひとつひとつの小さな拳が集まり、芸術環境を動かす大きな力になることを願っています。

東京ピストル アートディレクター 加藤賢策



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「トヨタ・アートマネジメント」について

トヨタ自動車は、1996年よりアートマネジメント分野でのメセナ(芸術文化支援)活動を展開しています。地域の芸術活動を支える人材の育成をめざした「トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)」(96 〜 04)に続き、2004年よりアートマネジメント総合情報サイト「ネットTAM」を運営。2007年3月には、東京本社にて「トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007」を開催するなど、多角的にプログラムを展開しています。