ネットTAM

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ところで、"あなたは、どんな人?"



まず、スタッフみんなで意志統一

 あなたの団体がどんな団体(プロジェクト)で、どのような志や夢や目的を持っているのかを明快にしておくことは、最も大切なコミュニケーションの基本です。団体内部のメンバーやスタッフ、支援者等の関係者の全員にそのビジョンや考え方が共有されて初めて、みんなの力が1つになって大きなパワーを発揮することができるからです。

外部への情報発信で大切なことは?

 伝えたいメッセージは、とにかく発信すればそのまま伝わるというのは、幻想にすぎません。新聞を見てください。ネットでの検索でも同じですが、今、世の中には情報があふれています。その情報の大海の中から自分たちの伝えたい情報にうまく接触してくれる人は決して多くはないはずです。つまり、なんらかの方法で、ほかの団体や活動と上手な差異化ができていなければ、せっかくの情報発信も気づいてもらうことすらできないのです。
 だからこそ、団体の人柄や個性を常に大切にしなければなりません。たとえば「絵を描いてまちを元気にしましょう。」というような一般的なメッセージでも、どんな団体がどのようなトーン(語り口)やマナー(態度)で訴えるかによって、そのアピール度は大きく変わってくるはずです。

団体にも人柄があるのです。

 強いコトバでメッセージをつくって発信すれば、意志の強固な団体に見えるかもしれませんが、同時に、一部の人には恐い感じを与えてしまうかもしれません。大人だけではなく子供たちにも参加してほしいプロジェクトの呼びかけであれば、当然読みやすい平仮名やカタカナで書き、擬態音なども使って、さらに分かりやすいイラスト等も入れば、より楽しそうでアピール力も増すことでしょう。
 あなたの団体の"人格や人柄"を、一度外部の第三者の眼で見直してみましょう。そのとき、自分たちの団体や活動はどんなイメージで受け取られているのか、そして受け取ってほしいと思っているのか。マジメそうな、楽しそうな、カワイイ感じの、オモシロそうな、とってもユニークな...こういう形容詞が人間にかかるように、企業やNPO/NGOなどの団体や公益法人、大学、あるいは個別のプロジェクト等々、どのような主体に対しても、人間と同じような形容詞がかかって、人々にはその存在が認識されているのです。つまり、これこそがその主体がもつ"ブランドイメージ"なのです。

人柄に合わせたトーンやマナーを

 仮に、団体の人柄が温かなのであれば、当然、語り口や情報発信のコトバ使いやデザインも温かで柔らかいものであった方が良いでしょう。また、マジメな団体という人柄であれば、外部への情報発信も、コトバだけでなく図や表も活用して、すごく分かりやすくつくって、すべての活動をきちんと公開するその姿勢によって、その団体のマジメなキャラクター=パーソナリティを強化できるはずです。つまり、自分たちの伝えたい志やメッセージを、自分たちの団体の人柄(キャラクター)を大切にして、それにマッチするトーンやマナーで、すべての情報ツールに一貫性を持たせて発信し続けること、それが団体のしっかりとしたブランド(人格・人柄)イメージづくりの第一歩なのです。そして、良いイメージが確立できればできるほど、その情報発信をより多くの人が常に好意的に受け取ってくれる可能性も高くなるのです。

(2013年7月8日)

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アートプロジェクトの広報入門 目次

1
30秒で、"ワタシは、だーれ?"
2
ところで、"あなたは、どんな人?"
3
いちばん、"お願いしたいことは、ナーニ?"
4
どうすれば、"多くの人に、伝わるの?"
5
大事な動詞は、"askとthank!"
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