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これからのなにかについて



はじめまして。CAMPの井上文雄です。
アーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生などと一緒に、
いろいろなイベントを開催しています。

CAMPは「同時代のアートを考えること」を目的として活動をしています。
おもしろいことをやりたい、おもしろい環境をつくりたいと思っています。

どんなことを「おもしろい」と思っているのかは、
迷ったり悩んだり疑ったりしていることもあるのですが、
いまのところ、こんなことを考えてみて、
意味があると思えることを「おもしろい」ということにしています。

なぜ、やる必要があるのか?
どのようなことを問い、どのような判断をしているのか?
どのような可能性があるのか? なにかを始めるきっかけになるのか?
具体的にあるいは抽象的に、なにかにつながるのか?
よりよいなにかをやろうとしているのか?


突然なのですが、ご相談があります。

この機会に、これからのなにかについて、
真剣に議論を重ねながら、
実現するための準備を始めたいと思っています。

もちろん、いろいろなことを提案してほしいのですが、
あまりに漠然としていて困るということであれば、
たとえば、こんなことを考えています。

5年間くらいの継続的なイベントを時間をかけてやってみたいです。
具体的にこんなことがやりたいと決めているわけではないので、
いろいろな方にご意見をうかがいたいです。

最近、日本で開催されているアートプロジェクトについて話し合う機会に、
といっても、打ち上げ的な飲み会でなのですが、
マニフェスタ(ヨーロッパの都市で2年に1度開催される国際展)のような、
回ごとに開催地が変わるアートプロジェクトが日本でできたら、
おもしろそうかもと思いました。

まずは、9月10日(月)から16日(日)までの一週間で、
いろいろな人とどこかでお会いしてお話ができればと思っています。
お会いするのが難しそうであれば、スカイプでもOKです。

ご興味のある方は【 8月31日 】までに、下記のアドレスまでご連絡ください。
notesoncamp(at)gmail.com
※「(at)」を「@」に変更してください。

どうぞよろしくお願いいたします。


近況としては、8月から「New Schools」という学校のようなことを始めます。
それぞれ隔週で6回開催する予定です。

Thoughts as variations(変奏としての思考)
- with notes collected for dOCUMENTA(13)

良知暁(アーティスト)
2012.08 - 10

簡易な形式で出版されている「100 Notes - 100 Thoughts」は
ドクメンタ13の序曲として企画され、アートを含む諸領域から集められた
書き下ろしのエッセイ、既存の文章、対話などで構成されている。

そこには「アートとは理論ではなく、思考なのです」と記されたノートがあり、
ある詩人へのオマージュとして捧げられたノートがある。
あるノートではここ数十年間のアーカイヴへの衝動を考えるうえで、
別のノートではGoogleによって文法から解放された語彙を考えるうえで
60, 70年代のコンセプチュアルアートが再考される。

これらは決してドクメンタ13を
より良く理解するために読まれるのではなく(仮にそれが可能だとしても)、
おそらくは、新たなノートに言葉やドローイングが記されるきっかけとして読み、
対話されるべきものではないだろうか。

Art and Social Change
チェ・キョンファ(キュレーター)
2012.08 - 10

19世紀以降、ヨーロッパにおいて大きな政治、社会的変化があった時期に、
アーティストによって書かれたテキストを集めた"Art and Social Change: A Critical Reader"。

このアンソロジーには、アートが、いかにして社会の動力となりうるのかという問いに対する、
アーティストのさまざまな態度、思想、洞察が詰め込まれている。

現代の社会的変化と美術のあり方という問題についてより深く考える試みとして、
このアンソロジーからいくつかのテキストを用いて議論し、
参加者それぞれの活動や思惟の新たな可能性を探る場としたい。


それではまたどこかで。

(2012年7月27日)

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