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横須賀「カスヤの森現代美術館」で能勢伊勢雄さんに会えた日

過日、第60回リレーコラムを書いてくださった写真家/美術展企画/ライブハウス「ペパーランド」主宰の能勢伊勢雄さんから、神奈川県横須賀市にある「カスヤの森現代美術館」で開催されるコラボ展のご案内をいただきました。

岡山に出張した折、残念ながら時間の関係で能勢さんにお目にかかれなかったのと、なんといっても事務局のトヨタS藤が地元横須賀民という心強さとで、先週末、事務局3名で「カスヤの森現代美術館」をめざし横須賀ツアーに出かけました。

品川駅から京急電車にゆられること1時間。
駅に降り立つと、初夏のいい天気で、空気も実にやわらか。
まずはS藤おすすめのお店で地元の美味しい魚介に舌鼓を打ち、三浦海岸の砂浜でしばし海を眺めました。夏は海水客でこみあうそうですが、今はまだのんびりとしています。横須賀というと軍港のイメージがありますが、こんなにすばらしい砂浜があり、穏やかな海辺がずっと続いていることを知りました。

美術館の前にS藤が立ち寄ってくれたのが、「ペリー上陸の地」@久里浜。教科書の中に「ペリーが横須賀浦賀に来航」と出てきた、その場所です!


☆PA0_0241.JPG 何か碑がたっています。
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近づくと...「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」。伊藤博文の揮毫だそうです。ペリーは「伯理」なんですね。

その伯理提督の像が記念館の前にありました。記念館には結構な人が来場していました。なかなか興味深い資料が展示されていました。黒船の資料もあるので、龍馬に夢中な方はぜひ。


☆PA0_0459.JPG

ペリー公園を後にして、一行はカスヤの森現代美術館へ。坂の上にある、自然に囲まれてこじんまりとした趣のすてきな美術館です。カフェも併設されています。


★PA0_0738.JPG

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オープニングということもあり、エントランス付近は既にたくさんのお客様でにぎわっていました。


そしてついに...能勢さんとご対面です! 
コラムを書いてくださった方に実際にお目にかかれる瞬間はうれしくもどきどきです。能勢さんは、「ネットTAMの...」と自己紹介するとすぐにわかってくださり、他のお客様もいらっしゃるなかとてもご丁寧に対応くださいました。能勢さん、ありがとうございました!


100606_1415~01.JPG 能勢さんを囲んで。

直接御礼をお伝えできてホッとした後は、コラムでも紹介されていた「遊図」の実物を拝見しました。なるほど、こういう作品なのだなあと見入っていると、コラムに登場した音楽家JINMOさんの演奏が始まりました。
JINMOさんの音楽については能勢さんがコラムでリンクされていたWEBに譲りますが、なかなか聞くことができない音、演奏、特別な楽器とのことで、3人にとってインパクト大な経験でした。


★PA0_0735.JPG 中央がJINMOさん。
★PA0_0731.JPG 演奏の最後、庭にささげられたJINMOさんの楽器

美術館の裏手には竹林とこんもりとした里山が広がっていました。カスヤの森は江戸時代初期から約350年ほど続いているそうで、この自然の姿を保存するための里山保存の会があるそうです。


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ネギや蕗などが植わっている畑もあります。

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自然と一体になって存在する美術館で、館長さんのポリシーを感じました。ヨーゼフ・ボイスやナム・ジュン・パイクのコレクションがあります。ぜひお訪ねください。

能勢さんにご挨拶し美術館を後にした一行は、ザッツ横須賀な場所巡りへ。ドブ板通りでは本場スカジャンのクオリティの高さ、絵柄の豊富さに驚き(ニッポンのアートですね)、道行く人を眺めながらネービーバーガーをほおばりました。


★PA0_0742.JPG

食も自然も地元廻りもアートもいっしょくたに楽しむのがネットTAM事務局流...でしょうか。

以上、能勢さんの展覧会&横須賀訪問記でした! 皆さまもぜひお運びください。

▼「『渦と記憶』能勢伊勢雄・植田信隆」展
2010年6月6日(日)~7月25日(日)
A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館 
入館料/通常料金 500円
カスヤの森現代美術館
http://www.museum-haus-kasuya.com/index00.htm

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