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アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)の試み

今日は、横浜市芸術文化振興財団が昨年立ち上げた中間支援部門「アーツコミッション・ヨコハマ」(ACY)の杉崎さんと深沢さんが、「KAIZENプロジェクト」についてヒアリングにいらっしゃいました。ACYでは、相談業務や情報集配に加えて助成も行っていますが、今後の新規助成プログラム立ち上げの参考にとのことでした。

KAIZENを企画した意図・願い、KAIZENが生まれるまでの時間、審査基準、助成案件の実現可能性をどのようにみるか、審査員について、助成費目等々についてお話しました。「たいへんすばらしいアイディアを持っている人がいて、でも実現できそうにない場合、それをどう考えるか?」など、事務局も予想していなかった鋭いご質問もいただきました。KAIZENを企画した<そもそも>の記憶をたどりながら、ひとつひとつお答えすることで、自分たちの再確認にもなりました。

ACYの活動は、相談業務、芸術不動産、アートデータバンク、アーティスト・イン・レジデンス、明日の担い手育成事業などなど、どれもユニーク。詳細はWEBサイトをご覧ください。印刷物や空間の「見(魅)せ方」にも気をつかっておられます。かたいイメージのある行政の公的財団っぽくない柔軟さやフットワークの軽さで、組織体ではないのですが、サービスオーガニゼーションと呼びたくなります。

これからは、各地の公的文化振興財団が地域の文化政策のブレインとなっていく(ならねばならない)時代が来ると思うのですが、こうした中間支援機能が全国の財団で生まれていったら、地域の文化振興もかなり変わっていくのではないかと感じました。ACYの今後の展開に期待。 

▼ACYラウンジ

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【ACYより耳寄り情報】 現在、助成2つの助成プログラムを公募中→「横浜市先駆的活動助成」「クリエーター・アーティストのための事務所等開設助成」。前者は5/23締め切りです(必着)。概要はこちらから。

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