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【事務局日記】いま、一番必要とされているのは何?

外は暴風雨。朝10時半。ひるまず来てくれたトヨタUさんと、とある案件のもろもろ確認ミーティング@メセ協。 話は次第に、「いま、アートマネジメント分野で最も必要とされている、求められていることは何?」という、大きなところに及ぶ。

ネットTAMにもよく寄せられる、講座の開催?--だとすれば、具体的にはどんな内容?どんな学びの場?レベルは?

人材育成?--具体的にはどのような人材か。人数を増やすことが必要なのか(どれくらい?)、より高度な専門家が必要なのか?現場がほしくてたまらないのはどんな人材なの?

地域における芸術文化環境の基盤整備?--具体的には各地で何が不足し、現場は何を求めているのか?人・モノ・金--どんな人?どのようなモノ?何に使うための金?それが満たされると、具体的にどのように進化していけるか。

ネットワーク?--横のつながりを強化することで、何がどのように変わっていくのか?

格差の解消?--大都市と地方の環境格差は事実としてあると思う。では、各地における具体的な困りごととは?すべての地域が東京のような環境になるといいのか?格差解消=均一化?他との比較ではなく、その地域としてどうなりたいかが語られる必要ははないか?

・・・・・ふかーい、ふかーいところまで行く。

自信をもって他者を説得できるくらい、自分が深いところで理解するまでになかなか至らない...とトヨタU。同感のメセ協W。トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007のチラシに書いたフレーズ「言葉にして説明できるだろうか?アートにまったく関心のない人々の心にも届くように」は、いまも続く。

人材育成や資源不足、格差・・・どれも、アートマネジメント、芸術文化に限った話ではない。だからこそ、よけい、しっかりした説明が求められる。

みなさんからも、ご意見をいただけたら幸いです (事務局:kmk@mecenat.or.jp) 。

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