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岡山「月の舞台」から近況

第12回リレーコラム(2005年12月)の執筆者であるNPO法人アートファームの大森誠一さんから、"「月の舞台」をめぐる文化交流誌" 『Sub Rosa サブ・ローサ』の創刊号が届きました。コラムを書いてくださったときは、「月の舞台」のオープン直前だったので、開場1周年記念に冊子が創刊されたとのお 知らせをとてもうれしくうかがいました。 以下、添えられていた案内文から。

「このたび「月の舞台」運営実行委員会では、開場一周年を記念してフリーペーパー[Sub Rosa](サブ・ローサ)を創刊いたしました。小誌は、「月の舞台」がめざす伝統と現代の融合、芸術文化と医療介護の複合というミッションをもとに、 アートと人と地域の文化交流誌として発行してまいります。編集にあたりましては、単なる情報発信にとどまらず、舞台芸術をめぐる様々なテーマを採り上げ、 地域深耕へのアプローチを多角的に試みていく所存でございます。刊行は年3回を予定しております」


気になるキーワードがふたつ。

その一、「芸術文化と介護の複合というミッション」。そうです、コラムでも紹介いただきましたが、「月の舞台」の新しさは、介護付有料老人ホーム、デイサービス施設と同じ建物にあること。「スパイラル」という名のこの施設は、芸術文化と介護の複合をミッションに、"こころ豊かな生活に貢献できる地域社会のための新しい複合施設"をめざしているとのことです。

その二、「地域深耕」という言葉。振興ならぬ深耕なんですね。

TAM岡山セッションが開催された頃(99年)に構想されたという「月の舞台」。薯B落としの<不易と先駆>シリーズに始まった、伝統と現代の融合を掲げるプログラムにも注目です。地域社会にとって欠かせない存在となっていきますよう、ネットTAM事務局も応援しています。

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