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総合セッション出演者訪問記:その4

ネットTAM運営事務局が企画・運営する「総合セッション」にご出演いただく方々の訪問記――椿昇さん(12/18ブログ)、熊倉純子さん(1/3ブログ)、上山信一さん(1/17ブログ)に続く第4弾(最終回)は、北川フラムさん(アートディレクター/アートフロントギャラリー主宰)です。

昨年は、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」の総合ディレクターとして超多忙な日々をおくられた北川さん。芸術祭終了から4か月たち、少しほっと一息されている・・・・・なんてことは、まったくありませんでした!

本日朝10時半にアポをいただいた事務局U野とW林が、東京・代官山ヒルサイドテラスにあるアートフロントギャラリーを訪ねると、フラムさんとスタッフの皆さんはテーブルを囲んで真剣ミーティングの真っ最中。ガラスの壁越しに緊張感が伝わってきます。しばらくしてフラムさんがいらしてくださるも携帯にお電話が。お忙しい中申し訳なく思っていると、電話を終えたフラムさんは驚くほどゆったり和やかにわれわれ訪問者と向き合い、話を聞いてくださいました。

昔トヨタ・アートマネジメント講座に出演くださったことも覚えていてくださいました(なんと、フラムさんは1996年の記念すべき第1回TAMパネリスト)。

「自分がかかわっていない取り組みに対しては、私は通常コメントしないのです」――そんなお話がありました。他の人がやっている事を、関わっていない自分はあれこれ言えないのだ(評価する立場にない)とお考えのようです。長年自らの「現場」をもち、自らそこを耕し続ける苦労もご存知のフラムさんならではのポリシーなのだなと感じました。

フォーラムでは、これまでのさまざまなご経験に裏打ちされた現実的なご意見・ご提案をいただけるのではないかと楽しみです。

北川さん、お忙しい中ありがとうございました。3/3、よろしくお願いします!

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